ガラポンTV

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ガラポンTV四号機ハードディスクなしモデル 27,300円

恐らく大半の方が「何だこれ?」的な製品だと思います。一言でいうと「TVの全録機」です。24時間8ch録画し続けます。ハードディスクは付属していないので、自分で用意する必要がありますが、4TBのハードディスクを外付けすることで最長で4ヶ月前の番組を観ることができます。前から気になってはいたのですが、既にブルーレイレコーダーで自分の観たい番組を録画して事足りていたので、ずっとスルーしていました。が!やっぱり気になってしまい購入。

 

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早速、設置。わかりにくい写真ですいませんw 壁際に余ったマットを置いてあるスペースがあって、そこに置いています。24時間365日稼働し続ける機械で、多少熱を持つらしいので、安定稼働してもらうために、金属ラックの上にインシュロックで固定して底を浮かして風通りを良くしています。

 

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パール金属 キッチンストレージ ディッシュラック H-7278 1,064円

本来は食器を置いたりするキッチングッズです。

 

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本体は2つにセパレートされていて、組み合わせて上下2段として使うのですが、私の場合は1つはガラポンTV用として、もう1つはmac mini用として別々に使うことにしました。

 

ガラポンTV本体にはHDMI端子 がないため、セットアップからTVの視聴まで全てネット環境が必要です。そのため、普通のブルーレイレコーダーのような家電よりは、使いこなすには少しだけハードルが高めの製品です。私の場合は、若干のトラブルもあり、最初のセットアップに3日もかかってしまいましたw

 

ということで、どんな感じだったのが1例として記録に残したいと思います。

  1. 設置。これは、特に問題ありませんでした。ガラポンTV本体は、底部分が確かに熱を持つので、熱対策はやらないよりはやった方が精神的にも良いと思います。
  2. ガラポンTVの電源をオンにする。HDDなしモデルの場合、電気をオンにする前に外付けHDDを接続する必要があるのですが、私は接続しないまま電源を入れてしまいました。最初に電源をオンにした時に本体のバージョンアップが自動的に始まるので完了するまでは放置です。完了したかどうかは本体のLEDランプの状態で判断するのですが、私の場合、1時間ほどしても終わらなかったので、思い切って電源をオフにしました。その後、外付けハードディスクを接続して、再び電源オン。
  3. PCからガラポンTVに接続。メニューから「ハードディスクの初期化」を行うのですが、私の場合はここでトラブル発生。ハードディスクが認識されません。何度試しても「初期化に失敗しました」と表示されます。外付けハードディスクは、ガラポンTV推奨のロジテックのLHD-EN4000U3WSです。このHDDは一定時間ハードディスクにアクセスがないと省電力モードになるのですが、その状態になるとガラポンTVからハードディスクにアクセスできなくなるようです。仕方がないので、ガラポンTVサポートにメールで連絡しました。
  4. 次の日、ガラポンTVサポートから返信がありました。ハードディスクの接続の手順があるので、もう1度その手順で試して欲しい、とあったので再度挑戦。何度か挑戦して、1度はハードディスクが認識されて、ハードディスクの初期化が始まりました。完了までには数時間かかるとのことだったので、そのまま翌朝まで放置。
  5. さらに次の日、確認してみるとまたもや「初期化に失敗しました」となっていました。ここでかなり心が折れかけていたのですが、何度か再挑戦しましたが、やっぱりうまくいきませんでした。
  6. 結局、他の余っていたハードディスクを接続したところ、あっさりと初期化完了して録画も始まり使えるようになりました。

使えるようになってから1週間経過していますが、今のところ問題なく稼働しています。ガラポンTVサポートからは、HDD異常かもしれないのでロジテックサポート側に連絡してくださいとのことだったので、早速ロジテックサポートにメールで連絡して、交換してもらえることになりました。交換品が届いたら、再度ロジテックのハードディスクで試して見るつもりです。

 

結果から判断すると別のハードディスクで正常に稼働しているのでロジテックのハードディスクに何らかの原因がありそうですが、試しにPCに接続してみたところ初期化も普通にできて、データのコピー等も問題なかったので、もしPC用に購入したハードディスクなら普通に使えていたと思います。その点が、ちょっと不可解ですが。

 

確かに、箱開けてすぐに使える製品ではないので、少し敷居が高いとは思いますが、全録は本当に素晴らしいです。ブルーレイレコーダーの場合は、自分の興味のある番組しか録画しないのですが、全録の場合、録画された番組のリストを見て「あれ?こんな番組放送されてたんだ。ちょっと観てみよー」なんてことが簡単にできます。知らない番組でも観てみると割と面白かったりして新たな発見があります。

 

個人的には本当に満足しているのですが、1つ注意点があります。それは、ガラポンTVはワンセグ録画機であるということ。4TBのハードディスクで4ヶ月近くも録画できるカラクリはそこにあります。フルセグではないので、画質は相当悪いです。それはワンセグの解像度がフルセグと比較して圧倒的に低いのが原因です。フルセグが1920x1080に対して、ワンセグは320x240しかありません。しかも、フレーム数がフルセグの半分。簡単に言うと「画像は荒いし、パラパラ漫画みたいにコマ送り」な感じです。なので、スマホタブレットなど最近の機種では画面の解像度はフルHD(1920x1080)以上だったりします。その場合、フルセグなら綺麗に観ることができますが、ワンセグの場合、解像度が足りないので、画面の中央に小さく表示されるか、画面いっぱい表示すると無理やり引き伸ばされた映像になるため画質が悪く観る気になれません。ガラケーの時は、画面の改造度もワンセグ並みだったので、それなりに綺麗に観れました。なので、この画質の悪さが許容できるかが大きな課題になります。

 

自分の場合、

  • 画質の悪さは「ある方法」で解決する
  • 外出先でも見たいので、データ量が少ない方が良い

というのがあって、ガラポンTVが決め手となりました。「ある方法」というのは、次回で説明するとして、データ量が少ないというのは、かなり重要です。ガラポンTVのHPによると、よくある毎月のデータ通信上限7GBで約40時間の視聴が可能だそうです。ワンセグはフルセグの1/40のデータ量で済むとのことなので、単純計算で外出先でフルセグを観ると月に4時間ほどしか観れません。さすがに40時間観ることはありませんが、4時間では使い物にならないですね。

 

つまり「用途を絞れば十分に使える」ということです。「今までほとんど興味のなかったNHKにも、面白い番組がたくさんあるという発見」「これは観たいので録画予約しとかなきゃと思っていたのに録画し忘れていた番組が観れる」「ブルーレイレコーダーのハードディスク容量には限りがあるので、ちょっと気になったけど録画するまでもないかっていう番組が観れる」「見逃したくない毎週録画のドラマがブルーレイレコーダーで万が一録画失敗したのときの保険」「長期出張の場合、留守中の外出先から毎日ブルーレイレコーダーの録画予約をしなくて済む」。。。など、個人的には相当便利です。

 

ただし、所詮機械なので壊れて何ヶ月も録画した番組が一瞬で無くなる可能性もあります。なので、ガラポンTV1台に頼る(そんな人はいないとは思いますが。。。)のは禁物。あくまでもサブ機として使って、壊れたときは仕方ないと思えるような、ゆる〜い使い方が向いていると思います。万人にオススメはできませんが、かなり面白い製品であることは間違いないです♪

 

ガラポン社以外から購入してしまうとサポート対象外となるので注意してください。

 

パール金属 キッチンストレージ ディッシュラック H-7278

パール金属 キッチンストレージ ディッシュラック H-7278

 

 上に載せるときは、そのままだと滑って落ち着かないので、百均で売ってるインシュロックなどで固定するのがオススメです。

 

インシュロックは、あわせ買い対象商品ですが、Amazonでも購入できます。固定対象が大きい場合は、インシュロックを繋ぐことで固定できます。私の場合は、家に150mmのしかなかったので6本繋いでガラポンTVを固定しましたw